業務用の生ラーメン(生中華麺)・生そば、生麺の製麺会社、丸正出口製麺。オリジナル麺やサンプル麺はお気軽にご相談ください。

函館ラーメンについて

北海道三大都市、札幌、旭川、函館。いずれも日本を代表するラーメンどころ。 札幌は味噌、旭川は濃厚醤油。そして函館の味は塩ラーメン。 「ラーメン」と注文すると塩ラーメンが出されるほど、塩ラーメンの文化が根付いている。 ご当地ラーメン数あれど、塩ラーメンを売り物にしているのは函館ラーメンだけ
透明度の高いスープに中細のストレート麺が泳ぐ。具もシンプルに、チャーシュー、メンマ、刻みネギといったクラシックなスタイルが函館ラーメンの特徴。 だしの取り方は、鶏を使うお店もあるが、豚骨を使うお店が主流。 スープは麺がなければ丼の底が見えるのではないかと思うほど澄んでいる。 脂分も極めて少なく、さっぱりとしている。豚骨というと乳白色に濁ったスープが連想されるが、それは火加減によるもの。 強火でたき出せば骨の髄からゼラチンなどが溶け出し、スープは濁る。しかし、同じ豚骨を使っても弱火で沸騰させないようにすればスープは濁らない。
1854年(安政元年)の開港を機に、欧米をはじめとする異国文化との交流が始まる。今も元町かいわいはエキゾチックな趣で、ハリストス教会、元町カトリック教会、聖ヨハネ教会など、異国情緒な建物が随所に見られる。中国文化もまたしかり。 開港後、中国領事館ができ、中国料理店も街に見られるようになった。  中国の麺料理は、基本的にスープは塩味。醤油だれを使ったり、だしに昆布や鰹節などの海産物を加えることはしない。そして麺はストレートで、縮らせる習慣はない。 つまり函館ラーメンは、中国から伝わった麺が、チャーシューやメンマをのせるという以外、日本式のスタイルをとらず、ほとんど変化しないままラーメンという呼び名に変わっていった.....。